淡交会 会報84号の 特集記事より 転載.          最終更新日: 2020/06/05    
島 田 沙 苗 先 生
(音楽) 平成20年 〜 平成31年
☆ 島田 沙苗 先生(音楽)
 今回ご登場いただきます
のは、平成20年から31年ま
で在籍されていらっしゃい
ました音楽科の島田沙苗先
生です。島田先生かおっしゃ
るには前任校から「吉田校
長先生に引き取っていただ
いた」ということです。
 両国に転任される前の両
国高校に対するイメージを
伺ったところ、「伝統ある
進学校、「イレベルな授業」
という印象だったようです。
両国に赴任当初の感想を伺っ
てみました。
「三中時代からの伝統の重
さをひしひしと感じました。
同時に附属中開校3年目で
中学生が3学年そろった年
だったので、学校全体がと
てもエネルギッシュで活気
中学生と給食、貴重な経験
に満ちていて、新たな伝統
が生まれる予感もしました」
とのこと。
 そんな両国の生徒を指導
されての感想に「知的好奇
心が高く、歌や楽器も指導
の仕方によってはどんどん
上達していくので、自分の
授業力が問われている感じ
がして、身が引き締まる思
いでした」とおっしゃって
いました。
 印象に残った先生はと伺っ
たところ、「英語科の杉本
薫先生です。教師としてだ
けでなく、人間としてもと
ても魅力的な方です。杉本
先生は、中学生を教えるこ
とが初めてだった私に、中
学生への指導の在り方や、
中学生との関わり方につい
て丁寧に教えて下さいまし
た。更には、教師とはどう
あるべきか、先生の背中
をみて、多くのことを学
ばせていただきました。
また、英語の先生であり
ながらギターがお上手だっ
たり、ミュージカル鑑賞
がお好きだったりしたの
で、一緒に音楽の話をし
たり、芸術鑑賞教室の事
前学習を考えたりすること
がとても楽しかったです」
 在職当時の印象に残って
いるエピソードを伺うと。
「東日本大震災の時に、学
校のエレベーターに乗って
いたこと。(無事に脱出で
きましたが)それと、中学
生と一緒に給食を食べたこ
と(高校籍の私にとっては
貴重な経験でした)」とい
うお話でした。
 転任後は本所高校に赴任
され近況を伺うと、「両国
で中学生と関われたり中学
生の授業を担当したこと、
常に(イレベルな授業を考
え実践していたことが、今
の教員生活にとても役立っ
ています。今年度は本所高
校で進路探求部という分掌
にいます。進路部なんて教
員生活初めてなので、ちゃ
んと勤まるかドキドキです」
 卒業生への一言をお願い
したところ、「11年も勤務
させていただいた学校の卒
業生ですので、とても思い
入れがあります。いつも、
あの子はどうしてるかなあ
と気にかけてますよ!同時
に、どんな道に進んだにし
ろ、心から皆さんの健康と
幸せを祈ってます。どこか
で見かけたときには、ぜひ
声をかけてくださいね!」
とメッセージをいただきま
した。