作成日:2018/11/14 by AM    

 生物の生存にとってかけがえのない地球を、いかにして温暖化や異常気象から守り、健康な状態で世代に引き継ぐのか、 また限りある資源。エネルギーをいかに効率的に活用し、持続可能な社会の構築に結び付けられるのか、これらの命題を念頭に、 環境委員会メンバーの日頃の研究成果ついて多くの来訪者へわかりやすく解説するとともに、有意義な意見交換を行うこと のできた2日間だった。

 中村(55回)は、全国各地で進行中の太陽光や風力など多様なエネルギーを活用した 地域の活性化と自立化を図る取り組みのうち、地球規模に係わる、国連主導の、 「SDGS(持続可能な開発目標)」と 地球温暖化防止に関する「パリ協定」の進捗やその楽観できない課題や現実を紹介。

 磯貝(56回)は、「震災後、あなたを受け入れてくれる自治体は?」下町4区が結んでいる 被災者受け入れの協定先自治体を図示し、被災予測者の厳しい状況を報告した。
しかし、現実に大洪水が、発生したら、対応は不可能に思えた。
2018年8月作成された江東5区水害ハザードマップでは5m以上の浸水深さが数週間継続もあり、自主的広域避難情報で、 すぐに江東5区以外の安全な場所へ避難を開始してくださいと。

☆☆ 説明する磯貝さん(56回) ☆☆
☆ 説明する磯貝さん(56回) ☆

 岡田(58回)は、燃料電池の仕組みや水素サプライチェーン、水素燃料車などの「@2015年は水素元年。 できるだけ再生可能エネルギーを伸ばそう」の提言、に加えて、2018年7月新しいエネルギー基本計画が閣議決定された。
すなわち、2030年の我が国の電力発電比率は、LNG:化石:再生可能エネルギ:原子力=27%:26%:22〜24%:20〜22%。 これは、環境委員会の提言とも相いれない。
 中瀬(60回)は、「地域環境の変化とライフスタイルを考える」で、江東区の環境の変遷と共に自宅で実践している 屋上菜園の紹介、電柱地下化の提言や、野田市コウノトリ情報を発信、エネルギーをふんだんに消費する現代のライフスタイルの抜本的改革を強調した。
 伊藤(62回)は、「やってみよう!雨水利用」で、誰もが実践できる雨水利用の実際と簡易貯水タンクの実例を展示した。
アンケート結果では、ペットボトルで作ったサイホン式の噴水型の試作装置は小学生ばかりでなく、大人にも大好評であった。
 清田(74回)は、江東区の昆虫調査を準備中であったが、急用のため欠席し発表は次回以降となりました。お許しください。

 技術革新、連携の形、地域での活動、個人的実践など、来訪された皆様に展示テーマの重さが伝わったのであれば、何よりである。
2018年の地球環境は、日本だけでも、大型台風(21、24号)とそれに伴う高潮、北海道地震、地球温暖化ガスの排出量は平行に推移している。など、 まだまだ課題は多いのが現状です。

環境委員長 岡田宗久(58回)